先日夕張へ行った折に聞いた話だ。


夕張市の南部地域は、夕張市の東の奥にある。

ほとんど、高齢者ばかりだ。小生の母もその一人である。

住居は、個人住宅と三菱マテリアル(元の三菱鉱業)の社宅との2種類ある。

社宅の方は、人が出て行くにつれて解体し、数も少なくなっている。

三菱マテリアルの社宅は、炭鉱が閉山になった時夕張市との話し合いで、元炭鉱員がそのまま住むことにしたのであろう。その住み続けてきた社宅を出なければならない状況が発生しているとのことだ。

三菱マテリアルの業況の変化もあるのだろう。住んでいる人が高齢化しているので、いまさら移転するというのは難しい問題だ。せめて後10年ほどかな。先の寿命もあまり残っていないと思う。最後まで住まわせてやりたいものだ。


夕張の状況は、それほど好転しているといえない。市民も行政も一丸となってがんばっている。

夕張のニュースは、北海道ではまだ多い。だが、本州方面ではどうなのだろうか。政府もその後、夕張への思いやりがなくなってきているように思われる。


明日(17日)母の様子見に夕張へ行ってくる。夕張の紅葉も徐々に終わり始めるだろう。