幼稚園に通っていた次女の孫(4歳男児)が夏休みに入ってから、ほとんど毎日遊びに来ていた。


次女が二人目の孫(女児)を出産したので、産後の負担を軽減する意味でも賛成したのだが、おかげでこちらはまったく身動きのできない有様となった。


妻は自分の身体が思うようにならないものだから、口だけは達者であれこれ指図する。小生はただ行動するだけ。


本もあまり読めない。布団に入ったら、あっという間に眠りに入るからだ。


それでも、ビング・ウエスト著 村上和久訳の「猟犬たちの山脈」(文春文庫)を読み上げた。


舞台はコソボ自治州。偵察行動中のアメリカ海兵隊のコスグローブ大尉がセルビア兵に拉致された。


大尉の親友ラングはロバーツ、ブレイド、コールダー、ハーベルの部下を引き連れて偵察活動に入る。


現代の戦争では、科学機器が活用される。だが、基本は人間だ。人的能力がものをいう。


よく言われる「走れない兵士は、兵士ではない」。日本の足は、どのような道でも踏破できる。


日常のトレーニングの大切さを、冒険小説中でまた、再確認するのだ。